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私がマック製品に食指が動かない理由 [独り言]

私がマック製品に食指が動かない理由

80年代から90年代にかけて私はマックユーザーだった。マックはクリエイティブの世界ではステイタスで、持っていないで仕事をしていると人間性を疑われるような感じだった。確かに今でもマックには魅力を感じる。デザイン性や未来的な方向性は他の追従を許さない。

しかし私はある時期からマック製品を買わなくなった。

理由ははっきりしている。マックユーザーだった時代、新製品の発売などに翻弄されたからだ。
私の経験では、マックは見切り発車的に製品を出す癖があるようだ。
かつて95年にマックのノートブックを20万円近くで買ったのだが、1か月程度で液晶を覆うプスチックのカバーが変形しはじめ、全てリコール商品になった。買ったばかりだったが、使えない時期が生じた。

クアドラ700は、発売時点で130万円もしたが、しばらく経ってから65万円で買った。それでも高額な買い物だった。しかしシステムに深刻なダメージが発生したった3年でお釈迦になった。 
修理する気にもならなかった。私がマックをPCとして使った時期はこれが最後になる。

昨今の例でiPhone 5は、問題を放置したまま発売され、Apple自身も認めた貧弱な地図ソフト、ブラックモデルがかなり傷つきやすいなどの欠陥を抱えて居ながら市場に出した。
4世代のiPadは、第3世代の製品が出てから数カ月後に発売されるという顧客をバカにした発売スパンを実行した。

きっとiPad 3を購入した人々はだまされた気分だろう。
マックの最大の欠点は、自分の買った商品が早々に陳腐化してしまうという点だ。これは詐欺っぽくも感じる。

もちろん他社の商品も新商品によって陳腐化する運命なのだが、マックの場合は発売スパンが異常に短いケースがあったりして腹が立つのだ。
しかしこの事は20年以上前から起こっている。

加えてiPad miniは現代の商品として出すには余りにも低解像度スクリーンで、おまけにこの手の製品としては価格が高い。

要するに昔からマックは不完全版を市場に普及させ、段々とシェアーを取るという方法を実行して大きくなって来たのだ。そのため完全版に突き当たるまでユーザーは大量の金を支払わなければならない。

私は今から3年前にipodを買ったが、発売から10年経過していた。私の買ったipodは容量が最大のものだが、それ以降同じレベルの新製品は出てない。

今回スマホを買うにあたって周囲の友人はiPhone 5を勧めてきた。しかし私は周囲で持っている人間や製品を実際にいじってみてiPhone 5の選択を止めた。
いずれ陳腐化する商品と分かっているのを買うのはもう懲りたという感じや、マック商品の耐久性への疑念があったからだ。
それに結構沢山の人が持っていて、特徴のない商品になってもいる。
それに日本国内で使う分には国内商品の方が使い易い。私は特にマックを持っていることをひけらかして自分の価値を高めるつもりもない。

マックの凄さは昔のSONYのように未来への夢や期待を商品化している点だが、初期に発売される商品そのもののクオリティーは余り高くないのが実感だ。
年齢の上がってきた私にとって実質的な力を持つ商品が魅力的だ。

iPhone 5に群がる若者の気持ちは自分の昔の姿に重なるが、ガジェット好きならともかく、毎日使うものはシンプルで機能的である方がいい。マックの販売時期にマスコミが煽っていることも初期ユーザーが食いつく遠因だろう。
しかしマックの世界観には心が動く時もあるが、製品としては私の心はマックから離れてしまっているのが事実だ。

 

 


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