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ジャニーズ問題、外部専門家による再発防止特別チーム報告書を読む [音楽に関わるブログ]

一連のジャニーズ喜多川氏の性加害問題は、外部専門家による再発防止特別チーム報告書は出た。


内容は以下のURLで読める。全文版と概要版の2つがある。



 


この手の外部専門家の調と報告書は、相手を慮って表現や調査方法、分析が手ぬるくなる傾向がある。しかし全文を読むと判るがかなり実直に書いてある。


以下は報告書の結論部分の抜粋だ。


「長期間にわたり極めて深刻な性加害を起こし、被害を拡大してきながら、これ を正面から受け止めて対応することができなかった企業体としてのジャニーズ 事務所には、深刻なガバナンス不全の問題がある。 したがって、ジャニーズ事務所が会社として今後の事業運営を行っていく上で は、会社法をはじめとする法令や慣習に基づき一般的に採用されている制度や仕組みを整え、これらが十分に機能するようにしていく必要がある。」


そして報告書は続ける。


「ジャニーズ事務所の現在の代表取締役社長であるジュリー氏は、既に述べた とおり、取締役就任時頃には、ジャニー氏の性加害の疑惑を認識していたと認められる。それにもかかわらず、ジュリー氏は、ジャニー氏存命時の取締役当時はもちろん、自身がジャニーズ事務所の代表取締役社長に就任した以降ですら、性加害の事実の調査等をせず、取締役としての任務を懈怠した。ジュリー氏がこれまでジャニー氏の性加害の事実を認めなかったことから、 ジャニーズ事務所は、ジュリー氏体制の下でも、性加害の事実は存在しないと いう立場を取り続け、2023 年に入ってもなお、性加害の事実について曖昧な態度を維持していた。」


「ジュリー氏が経営トップのままでは、役職員の意識を根底から変え、再出発を図ることは、極めて困難であると考えられる。 したがって、ジャニー氏の性加害の事実を巡る対応についての取締役として の任務の懈怠があることも踏まえ、ジャニーズ事務所が解体的な出直しをする ため、経営トップたる代表取締役社長を交代する必要があると言わざるを得ず、ジュリー氏は代表取締役社長を辞任すべきと考える。」


 


結論をまとめるとこうなる。


1,ジャニー喜多川氏の性加害行為は、疑問の余地がない。


2,1970年代から業界内では、ジャニー喜多川氏の性加害行為は噂レベルであっても広がっており、半ば常識的に認知されていた。


3,メリー喜多川氏もジュリー喜多川氏を社内関係者もジャニー喜多川氏の性加害行為を認識していた。少数ではあるが被害者からの告発もあったが、上層部が無視し握りつぶしている。


4,ジャニーズ事務所は会社法を無視した運営を長年続け、取締役会すら開催せず、また通常の法人なら持つべき機能を全く有することなく運営を継続し、もはや法人としてまともな会社とは言えない。


5,ジュリー氏は性加害の実態を知っていたにも関わらず放置、放任した上で、社内の統制を極めた。


6,現行経営陣は既にその任にあらず、解任し、法人を解体し、出直すべき。


さて、これを読んだ山下達郎氏や所属事務所のスマイルカンパニーはどう反応しますかね?


同じ穴のムジナになるのか、毅然と態度を改めるのか?


注目しております。


 


 


 


 


 


 


 


 





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