DIC川村記念美術館に行ってみた 2012/10/8 [Diary]
千葉県佐倉市にあるDIC川村美術館に行ってみた。行った動機は簡単で、8/26発売の山下達郎さんのぴあ特集号の中で、現代美術好きの彼がここに行った事が書いてあったから興味を持った。
都内から佐倉市の美術館までは幾つかの方法で行ける。
JR佐倉駅です。初めて下車。
詳しくは下記の公式ホームページを参照にして欲しいが、私は地下鉄とJRを乗り継いで行った。ちなみに東京駅から日に1便の直行バスも出ている。JR佐倉駅に付き、改札を出て左方向に行くと美術館前行きの無料バスが出ている。月曜が定休日だが、月曜に祝日がある日は火曜が定休日になるので注意。駅からバスで20分程度で敷地内に到着。下車したところでチケット代を払えば入場可能。(大人900円)
DIC川村記念美術館の公式WEBサイト:
http://kawamura-museum.dic.co.jp/index.html
無料送迎バスです。
敷地を歩いて暫くすると以下の光景に出会う。広大な池に鳥たちが見える。
右奥に進むと現代美術的な作品が出迎えてくれる。(下写真)
何かロボットのようなジャンクのようなそんな感じだ。
その先には品の良い美術館の建物が見える。
美術館内は撮影出来ないのでテキストだけで説明するが、非常に趣味の良いインテリアの中に作品が飾られている。美術品としての数は決して多い方ではないと思うが、収集者のこだわりは感じられる。多分他にもあるのだが、一度に見ることが出来る数を制限しているのかもしれない。
日本画セクションにあった尾形光琳の「柳に水鳥図屏風」、橋本関雪の「木蘭」などはは本当に素晴らしかった。尾形の絵には写実的な風景とデザイン的な風景が上手くブレンドしており、この辺りのセンスは抜群だなあと感心する。
また大好きなレンブラントとピカソも一枚ずつあったのも嬉しい。
特に私の心を掴んだのはマックス・エルンスト作の「石化せる森」だった。やられた!という感じの抽象画だった。(下の本作の写真はWEB上に公開されている映像です。これって2012年10月1日改定の改定著作権法違反になるのかしら?)
私は達郎さんの好きな現代抽象系の美術には余り造詣がないのだが、マーク・ロスコやジャクソン・ポロックは斬新だった。
モーリス・ルイス、サム・フランシスを見た時は達郎さんの”SONORITE”というアルバムジャケットの色彩コンセプトの一端を感じたような気がした。
バネット・ニューマンの”アンナの光”は大きな部屋に下の写真が飾られている。(公開されているネットから拝借した写真)。かなり強烈な作品だ。分かったような事を言いたくなるのだが、感じる作品で解説する作品ではないように思った。
美術館の外に出て散策する。以下は散策しながら目に止まった光景をスナップしたものだ。
美術館近くはこんな秋めいた光景になっていた。
優雅な鳥たちだ。
ヒツジグサという花らしい。(上)
近くを歩いていた女性に教わったが、どうやら”ミョウガの花”らしい。ミョウガの花ってこんな感じなんだねえ。初めて見ました。(上)
蜂さん達が凄く忙しそうに仕事をしてました。
とても綺麗だったのでスナップしました。
多分アヒル系だと思うのだが、真近まで来たのでかなりアップで撮影成功。
ずっと毛繕いをするオシャレさんでした。
仲間と一緒。なんかガーガー喋ってましたが、意味不明。
1匹だけ妙に人ナツっこい鳥がおりました。
という訳で遠路遥々都内から行きましたが、なかなかの場所でした。お昼は園内のレストランでも食べられるのだが、貧乏人の私は自分でお弁当を作って行き、自然散策路の先にある広大な芝生のエリアの自販機のある休憩所の一角で食べた。散策路の入口には飲食禁止とあったが、大丈夫な場所もあるようだ。自家用車の方は駐車場が300台分あるので安心。
てな感じ。
コメント 0